坂元裕二さんの『1ST KISS』というタイトルを見つけて、なんだか心惹かれました。
調べてみると、これは2025年2月公開の映画『1ST KISS』のシナリオブックで、脚本を手がけた坂元さん自身による書き下ろしとのこと。
映画はまだ観ていないのですが、「シナリオ」という形で物語を読むのもいいなと思っています。
物語は、結婚15年目に夫を事故で亡くした主人公が、過去に戻って彼と“もう一度恋をする”という設定。
こう書くとファンタジーだけど、坂元さんの作品らしく、セリフや感情の描写がとてもリアルで切ないんだろうなと想像しています。
過去をやり直したいという思い、そしてもう一度誰かと心を通わせることの難しさや愛しさ――そういう複雑な感情が丁寧に描かれていそうです。
映画では松たか子さんが主演を務めていて、その演技もとても話題になっているようです。
映像だけでは伝わらない細かな心の動きを、シナリオブックでじっくり読み取れるのは、また違った楽しみ方かもしれません。
シナリオブックには映画のスチール写真や松たか子さんの寄稿文もあるそうで、物語の世界を深く味わえる一冊になっていそう。
春が近づくこの季節に、少し甘くてほろ苦い、そんな物語に触れてみたくなりました。