書店の児童書コーナーで見かけた『魔法使いマーリンの犬 エクスカリバーをぬくのはだれだ?!』という本。
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タイトルのインパクトに思わず立ち止まってしまいました。
マーリンと犬? そしてエクスカリバー?と、頭の中に「?」が浮かびつつも、なんだか面白そうで気になって、あとでネットで調べてみました。
主人公は、なんと魔法使いマーリンの飼い犬・ハナキキ。
ある日突然、人間の言葉が話せるようになって、さらわれたマーリンを助けるために冒険へ…というストーリーのようです。
アーサー王伝説をベースにしていながら、語り手が犬という設定がユニークで、子ども向けながらも物語好きの心をくすぐります。
「エクスカリバーを抜くのは誰か」という王道のテーマに、魔法と動物の冒険、ちょっとしたユーモアも交わっていて、大人が読んでも楽しめそうな雰囲気。
児童書というと軽く見られがちですが、こういう物語には不思議と心がほぐれるようなあたたかさがありますよね。
続編に『ハナキキと聖杯』というタイトルもあるようで、シリーズで読みたくなる気持ちもわかります。
仕事の合間にちょっと現実を離れたいとき、こんな一冊を手に取ってみるのもいいかもしれません。