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西洋の敗北と日本の選択 ― 世界が揺らぐ今、私たちはどこへ向かうのか

フランスの歴史学者エマニュエル・トッド氏が、新たな視点から現代世界を読み解いた『西洋の敗北と日本の選択』(文藝春秋)。 ウクライナ戦争、アメリカの分断、ドル体制の揺らぎ――「西洋がかつての力を失いつつある」と語るトッド氏の言葉には、静かな警鐘のような響きがあります。 西洋の“揺らぎ”が意味するもの トッド氏は、アメリカやヨーロッパの社会が抱える構造的な限界を“敗北”と表現しています…

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『ザ・ロイヤルファミリー』― 受け継がれていくもの、変わっていくもの

早見和真さんの小説『ザ・ロイヤルファミリー』(新潮社)は、競馬の世界を舞台に、家族の絆と継承を描いた長編です。 第33回山本周五郎賞を受賞し、2025年10月からはTBS日曜劇場でドラマ化も始まりました。タイトルにある“ロイヤル”は、物語の中で馬の冠名として使われる言葉であり、同時に「血統」や「誇り」といった人間の根底に流れるテーマを象徴しているようです。 競馬という舞台の、その奥にある…

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『本は人生を生き抜く最強の武器である』― 自分を変える“問い”を持つ読書

読書は、ただ知識を得るためのものではなく、自分の生き方を見つめ直すきっかけにもなります。 コ・ミョンファンさんの著書『本は人生を生き抜く最強の武器である』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)は、その思いを静かに、しかし力強く伝えてくれる一冊です。 読書は「問い」を持つことから始まる 著者は、交通事故によって生死の境をさまよった経験をきっかけに、3,000冊以上の本を読んできたといい…

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『刀剣乱舞トラベラーズガイド 全国版』― 刀剣と旅をつなぐ一冊

日本各地に点在する刀剣ゆかりの地をめぐる旅。そんな世界を一冊にまとめたガイドブックが、まっぷる編集部から登場しました。 『刀剣乱舞トラベラーズガイド 全国版』は、人気ゲーム「刀剣乱舞ONLINE」の10周年を記念して企画された特別版です。 刀剣男士とめぐる、全国の名所 本書では、全国の神社仏閣や博物館を中心に、刀剣にまつわるスポットを幅広く紹介しています。東京・京都といった定番の地…

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『がんばらない早起き』― 朝の時間に「余裕」を取り戻すヒント

早起きが大切だとわかっていても、寒い朝や疲れの残る日にはどうしても布団から出られないことがあります。そんなときに気になったのが、井上皓史さんの著書『がんばらない早起き 「余裕のない1日」を「充実した1日」に変える朝時間の使い方』(かんき出版)です。 「がんばらない」から続けられる タイトルにある「がんばらない」という言葉が印象的でした。多くの早起き本は、意思の力や根性を前提としていま…

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